聖地でかるたウイーク 26、27日中心に催し多数

百人一首の札を模したライトが店頭に並ぶ店舗=大津市中央1の畑中本店で
百人一首の札を模したライトが店頭に並ぶ店舗=大津市中央1の畑中本店で


滋賀県大津市内で二十六、二十七日を中心に、かるたや百人一首に関連する体験イベントが多数企画されている。題して「かるたの聖地・大津 夏かるたウイーク」。漫画や映画で高まった「聖地」としての認知度を、町の活性化につなげようと、商店街など地域の団体に動きが広がっている。

 百人一首の第一首を詠んだ天智天皇をまつる近江神宮があり、競技かるたの日本一を決める大会が毎年開かれる大津市。競技かるたが題材の漫画「ちはやふる」が昨年映画化されたこともあり、観光客が増加している。今回はびわ湖大津観光協会を中心に、商店街団体や社会福祉協議会などが工夫をこらした企画を用意した。

 主なイベントとしては、二十六日午後一時から市中心部の丸屋町、菱屋町、長等の各商店街(ナカマチ商店街)で「お坊さんめくり(坊主めくり)大会」を開く。商店街の路上に二十卓のテーブルを並べ、総勢二百人の勝ち抜き戦で「初代お坊さんめくり名人」を決定する。

 お坊さんめくりでは、蝉丸の札は特別扱いになる場合が多い。市内にはゆかりの「蝉丸神社」もあることから、今回は蝉丸が最強の札になるルールを採用。蝉丸の札を引けば全員の手札と場に捨てられた札をすべて獲得でき、終盤でもどんでん返しが可能。白熱した勝負が期待できる。

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