一瞬の札取り 畳上で熱戦 新潟県内初 競技かるた全国大会(新潟県)

熱戦が繰り広げられた全国競技かるた新潟大会=14日、新潟市秋葉区の市新津武道館
熱戦が繰り広げられた全国競技かるた新潟大会=14日、新潟市秋葉区の市新津武道館


 小倉百人一首競技かるたの全国大会が14日、新潟市秋葉区の市新津武道館で県内で初めて開かれた。県内の44人をはじめ、全国各地やフランスから計約400人が参加。「畳の上の格闘技」の名の通り、真剣な表情で白熱した勝負を繰り広げた。

 漫画「ちはやふる」の影響などで、全国的に競技人口は増加している。今回の大会は、県かるた協会が県内でのさらなる普及と県選手のレベルアップを目的に創設した。

 参加者は、段ごとのトーナメント方式で競い合った。札を並べるとまず、位置を覚えたり、札を取る練習をしたり。張り詰めた雰囲気の中、読み手が百人一首の上の句を詠み始めるのとほぼ同時に、札を素早く払った。勝負が終盤に近づくにつれ、札を強くたたく音が会場に響き、札が畳の上を舞った。

 東北大学2年で同大のかるたサークルに参加する増田咲美さん(21)=三条市出身=は「地元で全国大会が開かれるのはうれしい。全国の人と戦うことで、自分の実力を試せる」と喜んだ。

 全国大会は今後も…

 

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