全日本かるた協会が公認する「第1回全国競技かるた秋田大会」が2日、鹿角市八幡平の湯瀬ホテルで開かれた。昇段に挑戦できる全日本協会の公認大会は県内初開催。全国的な競技かるたブームを反映して、県内外から当初の予想を上回る約300人の愛好者が参加し、「畳の上の格闘技」という形容にふさわしい熱戦を繰り広げた。
全日本かるた協会(松川英夫会長)は、主催、公認を含めて年間約60回の全国大会を各地で開催している。東北では昇段に挑戦できる公認大会が年4回と少なく、かるたが盛んな鹿角市の選手の中には関東の大会に出掛けて挑戦する人もいる。こうした中、公認大会の県内開催は県かるた協会(土田敦子会長)が昨年9月に申請し、11月に決定した。
第1回大会には東北を中心に小学生から80歳代までの老若男女が参戦。開会式では主催者代表の土田会長が夏の甲子園の金農フィーバーや、秋田で初めてとなる今大会への思いに触れ「秋田で良い思い出をつくることができるよう頑張って」と激励。
続いて、地元花輪かるた同好会(佐藤武彦会長)の一戸亜緒唯さん(花輪一中3年)が「礼節を忘れず、最後の一枚まで正々堂々と戦い抜く」と力強く選手宣誓を行った。
競技は午前9時から午後8時ごろまで実施。各級、ブロックごとにトーナメント戦を行い、選手たちは上の句が読まれると同時に、目指す札をはらい飛ばしていた。
佐藤会長は…
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