山口東京理科大に競技かるた部 「先輩」中高生と練習で交流―山陽小野田(山口県)

練習で小野田高の生徒(右)と対戦する山口東京理科大競技かるた部の学生=17日、山陽小野田市
練習で小野田高の生徒(右)と対戦する山口東京理科大競技かるた部の学生=17日、山陽小野田市


山陽小野田市立山口東京理科大に競技かるた部が誕生した。4月に新設された薬学部の学生を中心に1年生16人が立ち上げた。競技かるたのクイーン2人を輩出し、かるたを生かしたまちづくりを進める同市に新風を吹き込む存在として期待される。部員たちは17日に小野田高校、高千帆中学校の生徒と初めての練習に臨んだ。

同大で6月に市出身の永世クイーン久保久美子さん(59)の講義があった。部長を務める薬学部1年の田口朋さん(19)が、競技かるたの魅力に触れたことをきっかけに、仲間を募るなどして立ち上げた。サークルの位置付けで、部員は薬学部15人、工学部1人。

学生たちは中学や高校の授業で小倉百人一首に触れたことがあるものの、競技かるたでは初心者ばかり。17日は6人が高千帆中を訪れ、小野田高の小倉百人一首かるた部の生徒が中学生を指導する「たかちゅう土曜教室」を見学。団体戦の練習に急きょ参加することになった。

高校生から札の暗記方法や競技の姿勢などを教わり、中学生、高校生と3人のチームを組んで対戦。最初はやや緊張した面持ちだったが、勢いよく手を伸ばして札を獲得すると笑顔が広がった。

「競技かるたを間近で見るのも初めてで、スピード感がすごくて文化部というより運動部のような印象を受けた」と田口さん。「これから練習して大会にも出場してみたい」と意気込んだ。今後は小野田高の練習の見学も計画する。

小野田高かるた部の副部長で2年の丸屋朋花さん(16)は…

 

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