70歳を過ぎてから認知症予防のため「小倉百人一首」の暗記を始めたことをつづった私の投稿が2月に掲載された。その時点での暗記は82首。それからも1首ずつ覚えて90首になった時、体調を崩した。しかし夫から「ゴールまであと10首や。頑張れ」と背中を押され、時間はかかったが、やっとゴールした。
それからは生活に潤いが出てきた。散歩の途中に花びらが散る様子を見ると「ひさかたの光のどけき春の日に--」の歌が浮かび、今までと違って散りゆく花が一層いとおしく感じる。
「なせば成る」の言葉をかみしめる年になった。覚えた歌を忘れないよう、これからも続けよう。そして、いつか高齢者のかるた大会があれば、ぜひ参加したいと夢を膨らませている。
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