直方市の県立鞍手高で5日、伝統行事の「新春カルタ大会」があり、1年生約240人が百人一首の札を真剣な表情で取り合った。伝統文化に親しみ、古文の理解にも役立ててもらおうと、1976年から毎年開かれており、43回目。
開会式では、清沢亨校長が「日本人としての感性を磨き、人への思いやりを身に付けてほしい」とあいさつ。生徒たちは5人一組に分かれ計3回対戦。クラス単位の団体戦やチーム戦で成績を競った。
生徒たちは、入学してから定期考査の問題や日々の練習を通じ百人一首の暗唱に取り組んできた。この日は、国語教諭が上の句を詠み上げると、生徒たちは素早く反応。白熱してくると、拍手や歓声も起きた。
チームが1回戦で勝利した荒牧香那さん(16)は…
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