「第99回全国競技かるた大会」(大阪府かるた協会主催)が28日、大阪市天王寺区の四天王寺本坊で開かれた。この日は4段以上を対象に全国のA級登録者73人が出場し、張り詰めた空気の中、ハイレベルな技術で札を取り合い、腕を競った。
近年、競技かるたを題材にした漫画「ちはやふる」の影響などで人気が上昇。昨夏の高校生の全国大会でも過去最多の1650人の参加があるなど競技人口が増加している。
大阪大会は記録が残る中では最古とされ、元名人や元クイーンも出場するレベルの高さを誇る大会。競技はトーナメント方式で行われ、緊張感が漂う会場では読手が伸びやかな声で和歌を詠み上げると、出場者が一瞬の動きで畳の上に並んだ札を見極め、取り合っていた。
かるた道十段で全日本かるた協会の山下義顧問(79)は「由緒ある四天王寺でやることに意味があり、今後も継続開催して次の世代につなげ、次の100回大会を成功させたい」と話した。
大会のBCDE級は2月11日、同市浪速区の…
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