今回紹介するのは、百人一首の歌をイメージして作られたガラス玉を使ったイヤリング「一粒ガラスぴあり」です。
どうですか、この美しく表情豊かなガラス玉。
このイヤリングは全8色用意されており、それぞれ百人一の歌がテーマになっています。一粒ガラスは、京都の清水坂ガラス館のガラス職人さんが作った京ガラスが使われていて、同じ柄でもひとつひとつが色、柄、大きさに違いがあり、それがまた個性となっています。
百人一首がテーマとなると、やはり気になるのが選ばれた8つの歌。今回テーマに採用されたのはこちらです。
雪はふりつつ(白系)・しのぶれど(紫系)・風そよぐ(水色系)・天の香具山(黄緑系)・ちはやぶる(赤系)・瀬をはやみ(青系)・をとめの姿(桃色系)・君がため(薄橙系)
田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪はふりつつ
山部赤人(4番)
田子の浦の海岸で、遠く仰いで見ると、神々しく白い富士山の頂に、今もしきりに雪が降り続いている。
しのぶれど色に出でにけりわが恋は 物や思ふと人の問ふまで
平兼盛(40番)
隠していた私の恋心は、こらえきれず顔に出てしまっただろうか。何か物思いがあるのですかと、人が尋ねてくるほどに。
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける
従二位家隆(98番)
葉を揺らすそよ風が吹き、夕暮れは秋のように涼しい。しかし神社の境内を流れる川での、みそぎの光景を見ると、やはりまだ夏なのだと感じる。
春過ぎて 夏きたるらし 白妙の 衣ほしたり 天の香具山
持統天皇(2番)
いつの間にか、春が過ぎて夏が来たようだ。夏になると白い衣を干すと言われる天の香具山に、真っ白な衣が干してあるのが見えるよ。
ちはやぶる神代もきかず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
在原業平朝臣(17番)
遠い昔から、不思議なことが起こっていたと言われる、神代でさえも聞いたことがありません。竜田川の水を、川面一面に紅葉が散り浮いて、真紅色の絞り染めにするとは。
瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末にあはむとぞ思ふ
崇徳院(77番)
岩にせき止められた川の水が、一度は二筋に別れても、激しい流れでまた出会うように、別れた私たちもまた必ず逢おうと思う。
君がため春の野に出でて若菜つむわが衣手に雪はふりつつ
光孝天皇(15番)
あなたのために、春の野原に出て若菜を摘んでいると、私の着物の袖に雪がしきりに降りかかっています。
天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ
僧正遍照(12番)
吹く風よ、どうか雲の中の通路を閉じておくれ。天に戻っていきそうな、美しい天女たちをとどめて、その舞を見ていたいと思うから。
(※解釈はプロジェクト実行者独自のもの)
イヤリングのベースは落ちにくく痛くなりにくい「ぴあり」というイヤリング。イヤリングは小ぶりサイズのものなので、付けてもあまり主張が強くないから、どんなスタイリングにも合わせやすいと思います。アクセントを付けたい時のために、カスタマイズチェーンも別に用意されています。
ガラスの裏に扇子があしらわれた「扇子のぴあり」もあります。そしてイヤリングの後ろには菊のような模様。
パッケージも可愛いからギフトにも最適ですね。
どの歌にするか悩みどころですが、その時間もまた楽しみの一つになりそうですね。百人一首をテーマに制作されたイヤリング「一粒ガラスぴあり」はMakuakeで支援を募っています。
詳しくはこちらへ(japaaan)