静寂の中、息のむ熱戦 百人一首大会に842人(栃木県)

札をめぐって熱戦が繰り広げられた=2018年10月28日午後0時7分、宇都宮市元今泉5丁目
札をめぐって熱戦が繰り広げられた=2018年10月28日午後0時7分、宇都宮市元今泉5丁目


「第24回うつのみや百人一首市民大会」が28日、宇都宮市のブレックスアリーナ宇都宮であった。小学生から大人まで842人が出場し、3回連続で過去最多となった。

会場には690枚の畳がびっしりと敷き詰められた。静寂の中、読み手の朗々とした声に続き、畳を打つ音が館内のあちこちで響く。観客は2階から見下ろし、熱戦に息をのんだ。

宇都宮と歴史的な縁が深い百人一首に親しもうと、市教育委員会などによる実行委員会が1995年から毎年開いている。百人一首の誕生は、鎌倉時代に宇都宮城主だった宇都宮頼綱(よりつな)が出家後、京都の山荘のふすまに飾る和歌の選定を、歌人の藤原定家に頼んだのがきっかけという。

市内の小中学校では2012年から年1、2回、授業で百人一首に…

 

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