小倉百人一首文化財団は31日、嵐山の文化観光施設「小倉百人一首殿堂 時雨殿」(京都市右京区)を改装して名称変更した「嵯峨嵐山文華館」の内覧会を開いた。本格的な秋の観光シーズンに入る11月1日から開業し、嵐山をテーマにした記念企画展も始まる。
記念式典には約70人が出席した。同財団の福田吉孝理事長が「新施設の開業は嵐山の観光客の滞在時間の延長にもつながる。100年続けることを目標にしたい」とあいさつし、生まれ変わった施設をテープカットで祝った。
2階建ての同館を約1億5千万円かけて改装し、カフェも新設した。1階の常設展示室で百人一首の歴史を歌仙の人形などで紹介し、2階の120畳の大広間は講演会やかるた大会などに利用する。
企画展示室では、改装を記念した企画展「いまもむかしも 胸きゅん!嵐山」を来年1月27日まで開く。嵐山にちなんだ作品を中心に竹内栖鳳、与謝蕪村、冨田渓仙などの未公開作品も含む日本画53点を…
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