浜松市中区の浜松西高校の百人一首部の一、二年生が四日、同市天竜区春野町の気田小学校を訪れ、全校児童約七十人の前で全国レベルの腕前を披露したほか、児童と対局で交流した。
同部は七月、近江神宮(大津市)であった全国高校小倉百人一首かるた選手権大会に初出場し、団体でベスト8入りした。気田小では三学期に校内で百人一首大会があり、児童に興味を持ってもらおうと招いた。
来校した部員六人は、用意した畳の上で競技かるたの模範を披露した。上の句が読まれた瞬間、部員は目にもとまらぬ速さで手を伸ばして下の句の札を払い、児童は迫力に圧倒された。児童は部員とも対局し、五年の市川瑛太君(11)は「一瞬で取られた」と驚いていた。