開成町立文命中1年生の美濃島由智(よしとも)くんが、8月13日に湯島天満宮(東京都)で行われた「第29回全国中学生かるた選手権大会」の中学1年生の部で4位に入賞した。
美濃島くんは小学2年生のときに小倉百人一首かるたと出会った。「当時は見よう見まねでやっていた」が、2016年に映画化もされた漫画『ちはやふる』で競技かるたを知り、かるた会「小田原かささぎ会」に入会した。小学4年生以下の部で全国2位、6年生で3位に入賞している。
全国中学生大会は取得している級位に合わせて選抜と一般の2つのクラスがある。美濃島君は中学1年生選抜クラスの出場資格、C級(初段)を昨年11月に獲得して大会に臨んだ。
競技かるたは100枚のうち50枚を使う。25枚を自陣に並べ、自陣の札が先に無くなった人が勝者になる。競技時間は配置を覚える15分を含め約1時間。札を陣地内から勢いよくはじいて取ることが多く、集中力や瞬発力が求められる。
中学1年生の選抜クラスは20人が出場。初戦は11枚差、2試合目は2枚差で勝利、3試合目は今大会で準優勝した選手と対戦して敗れ、4位入賞が決まった。
美濃島くんは「今年は団体戦にも出場できた。対戦したB級(2、3段)の人は強かった。次は優勝を目指したい」と話した。
10月に栃木県宇都宮市で行われる全国大会に出場予定。年齢を問わずD級以上の取得者が参加する大会で、ベスト4に入賞するとB級に昇段できる。
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