長野県かるた協会主催の「第1回全国競技かるた信州大会」が26日、駒ケ根市武道館で開かれる。一般社団法人・全日本かるた協会公認の全国大会として初開催。有段者から初心者まで全国各地の370人を超える愛好者が集う予定で、大会総務委員長で「駒ケ根かるたクラブ」会長の木下佳信さん=同市中沢=は「全国大会開催という貴重な機会が、かるた文化のさらなる普及につながれば」と期待している。
競技かるたは、畳の上に「下の句」が記された50枚の札を並べ、向かい合った対戦相手と取り札の獲得枚数を競う。同大会は実力に応じてA~E級のクラスを設け、全日本かるた協会の認定段位で4段以上の実力者が参加するA級は8月に佐久市で実施。今月26日の駒ケ根会場では、3段以下の有段者から初心者までが出場できるB~E級の試合を行う。
駒ケ根市では近年、赤穂公民館を拠点に活動する「駒ケ根かるたクラブ」に所属し、熱心に競技に打ち込む愛好者が多い。競技人気の高まりや広い畳が利用できる環境が整っていることなどを理由に全国大会の市内での開催が決まったといい、今年3月に同館で開いた県かるた大会(県協会主催)を全国大会のプレ大会と位置付けて実施するなど、本大会の準備を進めてきた。
大会には同クラブに所属する小学生~50代の愛好者の中から有段者を中心に12人が参加するほか、クラブとして会場設営などで協力する。木下会長は「県協会主催の全国大会を駒ケ根で開催できることは名誉なこと。実際の競技を観覧することで、一人でも多くの人にやってみたいと思ってもらえたらうれしい」と…
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