『切り絵でつくる百人一首』は、尾形光琳が描いた「光琳かるた」をもとにした切り絵かるたを作って遊びながら、歌の意味や背景が学べる書籍。一首ごとに歌の意味や鑑賞のポイント、歌人のプロフィールなどがわかりやすく解説されている。
同書に掲載される解説コラムは、2017年度の文学部日本語日本文学科「日本語日本文学基礎ゼミ」(担当:谷知子教授)の中で学生が書いたもの。百人一首を理解するうえでたいせつな事柄を、学生ならではの現代的な感性で執筆した。
コラムの執筆にあたっては、まず、谷教授と学生16名が、読者層の分析やコラム内容の検討、引用する百人一首の和歌の選定などをグループワークによる発表と意見交換を通じて実施。その後、多くの参考文献を読みこなしたうえで執筆作業に取り組み、コラム原稿を完成させた。
「恋する乙女」・「恋するイケメン」ランキングなど女子大生ならではの企画も盛り込み、鎌倉時代に生まれた古典文学を身近な存在に感じてもらえる内容となっている。
●文学部日本語日本文学科 谷教授のコメント
学生達は、読者や書籍販売の現場という「大学の外」を意識して文章を書くという貴重な体験をすることができました。また、書籍にとっても、若者のコラムが加わったことで、ぐっと親しみやすい、魅力的なものになったと思います。2018年4月開講の課題解決型授業「プロジェクト演習」(全学部学生対象)では百人一首のさらなる事業化に取り組みます。第一弾は百人一首を題材にした和菓子プロジェクトです。ご期待ください。
●「日本語日本文学基礎ゼミ」学生のコメント
・主な読者層をふまえ、文のつくりや表現、とりいれる話題をいかに親しみやすいものにするかを考え…
本文の続き、更に他の学校リリースの閲覧はこちら(大学プレスセンター)