百人一首全60回出場へ 南区の佐々木さん「札取った爽快感が魅力」 西日本新聞社杯9日開幕

西日本新聞社杯に60回連続で出場する佐々木宏さん
西日本新聞社杯に60回連続で出場する佐々木宏さん


 競技かるたの団体戦「西日本新聞社杯小倉百人一首団体対抗かるた選手権大会」(九州かるた協会、西日本新聞社主催)が9、10の両日、福岡市博多区の櫛田神社で開かれる。今回で60回目の節目を迎える大会に、1988年の創設当初から連続出場している人がいる。福岡市南区の会社員佐々木宏さん(48)。「札を取った時の爽快感が競技かるたの魅力。団体戦には『みんなのために頑張ろう』と思える良さもある」と話している。

佐々木さんは大分県出身。大分市に住んでいた小学4年のとき、競技かるたに出合った。現在の大分県かるた協会会長が当時の担任教諭で「百人一首を全部覚えたら大会に連れて行く」と児童に約束。佐々木さんは約3カ月で100首を暗記し、県内の大会に出場して優勝も経験した。

中学2年の時、福岡市に引っ越して一時は競技から離れたが、九州大入学後、大学の「百人一首愛好会」に入会。1年足らずで最高ランクのA級になり、社会人になってからも競技を続け、日本一を決める名人戦の西日本予選でベスト8に進出したこともある。

5人1チームで試合をする「西日本新聞社杯-」には初回から参加。大会は春と冬の年2回で、仕事や病気などで連続出場が途切れる選手が多い中、「東京以外では数少ない団体戦」と出場を続けてきた。4児の父で子育てが大変な時期もあったが、家族の理解も得て出場。「妻には本当に感謝している」という。

今大会にはこれまで通り、九州大のOB中心のチームで出場するが、自らが地元で指導する小中学生のチームも…