一瞬の勝負を通して日本の伝統文化を受け継ぐ「公民館新春かるたとり大会」が8日、鹿児島市の鹿児島アリーナであり、市内各地区の小中学生135人が百人一首の札に熱い視線を注ぎ、公民館対抗で熱い戦いを繰り広げた。
同市教委が文化の継承と地区の交流を図ろうと始め、今年で39回目。子どもたちは開始前の10分間で札の位置を覚えて、素振りをしたり、リズムをつけて体を動かしたり。句が読み上げられると、館内のあちこちから札をたたきあげる音が響いた。
参加した伊敷台中1年の三宅翠子(あきこ)さん(13)は「終盤集中力が途切れたけどなんとか勝てた。気分がすっきりする」と語り、吉野小6年の堀之内美織さん(12)は「ラストスパートが得意だがあと少しだった。追い上げはドキドキして楽しい」と声を弾ませた。
同市教委の山本省吾主幹は…
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