兵庫県立小野高校(小野市西本町)で8日、1年生による百人一首大会が開かれた。30年以上続く恒例行事。冬休みの宿題として百首の暗記に挑戦した8クラス300人が、札を取って歓声を上げたり、逃してうなだれたりして真剣勝負を楽しんだ。
各クラスの委員長がまず、勝負にかける決意を短歌に込めて大きな声で読み上げ、仲間の士気を高めた。個人戦はクラス代表の男女各1人が男女別に8人で予選を戦い、決勝戦は上位2人で争った。
男子の個人戦優勝者「名人」となった山下和真さん(16)=加西市=は、小学3年の時に百人一首の近畿大会で3位に入った実力者。平安時代の束帯を試着して「狙っていた優勝を達成でき、束帯で高貴な気分を味わうことができた」と喜んでいた。
女子の個人戦優勝者「クイーン」の小林夕起さん(16)=多可町=は、重さ約10キロの十二単を、市立好古館ボランティアの助けを借りて着た。「重かったけど…
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