<さが総文>小倉百人一首かるた、「畳の上の格闘技」(佐賀県)

唐津東高百人一首部門のメンバー。前列左が前川千夏部長、後列右が西岡真優さん=唐津市鏡の唐津東高
唐津東高百人一首部門のメンバー。前列左が前川千夏部長、後列右が西岡真優さん=唐津市鏡の唐津東高


■息の吐き方で読み札予想?-瞬発力に注目

さが総文では、小倉百人一首かるた部門は来年7月30日から8月1日まで、佐賀市の県総合体育館に約400枚の畳を敷いて大会を開く。静まりかえった会場に満ちる緊張感と全身で札を取りに行く激しさは、まさに「畳の上の格闘技!」。

各都道府県から選抜された精鋭8人でチームを組み、5人が試合に出場する。3勝したチームが勝利する。11ブロックに分かれたリーグ戦と決勝トーナメント進出リーグを勝ち抜いたチームが、決勝に駒を進める。

見どころはなんと言っても鍛え抜かれた瞬発力。同部門の選手は札を「子音で取る」そうで、読み手が音を発する前に吐く息の調子から、次の音を予想して反応するという。手に汗握る緊迫の瞬間を目撃しよう!

 

【唐津東高総合文化部】3年連続全国出場の強豪

4月28日にあった佐賀県高校春季小倉百人一首かるた大会で団体優勝したのは、唐津東高総合文化部百人一首部門のメンバー。7月28、29の両日に近江神宮(滋賀県)で開かれる全国高校小倉百人一首かるた選手権大会(通称「かるたの甲子園」)に3年連続で駒を進めた。

畳の上で躍動する選手。札をどこに置きどう取るかなど、それぞれの戦略も見どころ
畳の上で躍動する選手。札をどこに置きどう取るかなど、それぞれの戦略も見どころ

新入部員7人を迎えた11人の部員は週4日集まり、実戦や基礎練習を重ねている。手を振り抜いて札を競技線の外へ飛ばす「払い手」を練習し、下の句をいち早く判断するために耳を鍛え、全国大会に向けて闘志を燃やしている。

3年の前川千夏部長(17)は中学時代からかるたを始め、「かるたのために高校を選んだ」というほどの熱中ぶり。この部門はどんな競技? という記者の質問に「スポーツです!」と笑顔で答えてくれた。練習中は「今は負けてもいい、技を習得したいなら技だけにこだわって」などと後輩に指導の声を飛ばす。

左の選手が写真手前の札を払い飛ばした。これぞ、横から払って札を取る、競技かるたのハイライト「払い手」!
左の選手が写真手前の札を払い飛ばした。これぞ、横から払って札を取る、競技かるたのハイライト「払い手」!

注目選手は1年の西岡真優さん(15)だ。西岡さんは剣道経験者で、札を払うのに必要となる畳を蹴って手を伸ばす能力は十分。「全国大会に行ける!」という部員募集ポスターにひかれて入部したという西岡さんに、前川部長も期待を寄せている。

読まれる札は約100枚だが、畳に並ぶのは50枚。どこまで聞けば札が分かるかは…

 

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