史上最多61校参加 きょう開幕 大津 /滋賀

昨晩ライトアップされた近江神宮の楼門です。(近江勧学館Twitterより)
昨晩ライトアップされた近江神宮の楼門です。(近江勧学館Twitterより)


 「かるたの甲子園」と称される「第40回全国高校小倉百人一首かるた選手権大会」(全日本かるた協会など主催)が27日、大津市神宮町の近江神宮などで始まる。近江神宮は小倉百人一首の「巻頭歌」を詠んだ天智天皇を祭神とする「かるたの聖地」。映画「ちはやふる」の影響などで競技かるた人気が高まる中、団体戦と個人戦いずれも大会史上最多の参加者が、畳の上で熱戦を繰り広げる。

 大会は27日に近江神宮で開会式と予選の抽選会、28日は近江神宮など市内4会場で団体戦、29日は市内10会場で階級別の個人戦がある。メインとなる団体戦は5人対5人で同時に戦い、3勝した方が勝ち。勝負は1対1の対戦で、取り札100枚のうち50枚が用意され、お互いに読まれた札を取り合う。チームメート同士で掛け声を出したり、5人中3人を勝たせるための作戦を考えたりと、個人戦と異なるチーム戦の面白さがある。

第1回大会は、1979年に県内であった全国高校総体に合わせて開かれた。当時の団体戦の参加校は8校のみだったが、年々増加し、今年は史上最多の61校が参加。45都道府県で計364校による予選を勝ち抜いた上位1校もしくは2校の計60校のほか、米国のチームも加わり、トーナメント形式で6試合をして頂点を決する。

個人戦も過去最多の2016人がエントリー。トップクラスの「A級」の優勝者には、日本一を決めるタイトル戦で14連覇を果たした西郷直樹永世名人や、10連覇した楠木早紀永世クイーンもいる。

大会期間中には今回初めて「ちはやふる」のシーンを模して…

 

本文の続き、更に他の記事の閲覧はこちら(毎日新聞)