最強札は蝉丸 大津で「坊主めくりバー」開催へ

大津ゆかりの「蝉丸」にちなんだ特別ルールで坊主めくりを楽しむ人たち(大津市長等2丁目・ふれあいスペース楽)
大津ゆかりの「蝉丸」にちなんだ特別ルールで坊主めくりを楽しむ人たち(大津市長等2丁目・ふれあいスペース楽)


 百人一首の遊び方の一つ「坊主めくり」を楽しむバーが26日と6月2日、大津市長等2丁目、菱屋町商店街内の「ふれあいスペース楽」で開かれる。百人一首は大津にちなむ歌も多く、バーでは大津に庵を構えた平安時代の歌人「蝉丸」を最強の札にする特別ルールを採用する。坊主めくりを通じて、気軽に百人一首に親しんでほしいという。

 企画したのはナカマチ商店街(丸屋町、菱屋町、長等)の振興を図る「ナカマチを元気にする会」。百人一首で商店街を盛り上げようと考え、商店街内のスペースを借りた。

 坊主めくりは、裏返した札を1枚ずつ引いて持ち札を増やし、最後に持ち札が一番多かった人が勝つゲーム。僧のうたった札が出るとそれまで持っていた札を全て没収されてテーブルに出すなどのルールがある。

 「蝉丸」の札は、「一回休み」「全員が持ち札を取り上げられる」など地域ごとに異なるルールが存在する。バーでは、大津ゆかりの蝉丸に敬意を払い、全員の持ち札をもらうことができるようにした。

 午後6~8時。入店料500円が必要。飲食物持ち込み可。6月3日と8月26日には、ナカマチ商店街のアーケードの下で、大勢が一斉に坊主めくりを楽しむ大会も開く予定。

本文の続きはこちら(京都新聞)